冷凍したトマトを解凍してみたら大量の水とちいさな赤いぶよぶよの塊に変化してしまった。
(トマトを湯むきするつもりがゆでてしまい、冷凍庫で一瞬冷やすつもりを忘れて完全に凍らせてしまった、ので冷蔵庫に戻してみた……)
トマトってこんなに水出るんですね!!!
水にトマトだったものが浮いていて申し訳なさでいっぱいになった。サラダで食べたかったけど諦めて煮た。
というおもしろ風まぬけ主婦エピソードも生まれつつ主婦業も一月が経過しました。
結婚直後は夫の食事のマナーについて「絶対に直してやる」と息巻いていたのですが、一ヶ月経って完全に諦めがつきました。というのも私は勘違いをしており、食事中に肘をついたり左手をテーブルの下にしまいっぱなしなのがマナーとして正しくないことを伝えれば治ると思っていたのですが、そもそもこちらの想像を絶する不器用なせいできれいな姿勢ではどうやっても飯は食えない人間なのだと理解したからです。問題はマインドセットではなく、フィジカルにうまく箸などが扱えないせいでした。もう犬食いでも責めないよ……。
こう思い至るには四月から通い始めたお料理教室も関係していまして、この月一回のお教室を通して私は手先がめちゃくちゃ器用というただ一点でお料理において人よりアドバンテージがあることがわかりました。というかこれまで世間平均の手先の器用さが5として自分は10、と思っていたものがもしかして平均って3くらいなんじゃないか……?と思い始めたのです。野菜を均等な厚さで切る、魚を3枚におろすなどの下ごしらえの部分において、今まで料理を一切していない私にできることが全くできなかったり毎回出血しちゃったりする人が思いの外多いんですよね。そしてその人たちはたいてい調理後の実食での食事の姿勢がめちゃくちゃだったり握り箸だったりする……。
思い返せば中高はマナー教室があるような女子校で、大学は美大、就職後もものづくり系の会社だったので、手先が器用もしくはマナーが叩き込まれている人種に囲まれていたことにより、本当に不器用な人のサンプルが圧倒的に少なかったんだということが分かり、あーなんでも自分が正しいと思うことに他人を矯正しようとすんのやめよ……とフッと解脱した次第であります。
このようにひとつ煩悩が解消されたので今日はこれまで「どうせ汚く食べ散らかされそうだからやめよ」と思っていた焼き魚を満を持して出してみたのですが、夫は夫で「どうせうまく食べられないから全部食べる」というソリューションで小骨なども全部まるっと完食しており、背骨だけが残る大変きれいな食後の皿でした。そういうこともある。
結婚式の時の花をシリカゲル使ってかなり丁寧にドライフラワーにしたのに引っ越して以来見つからない
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